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減量について

管理栄養士の今井です。

今回は質問をいただくことの多い減量についてお話しします。

皆さんの減量のイメージはどのようなものでしょうか(';')?

○○だけダイエット?糖質制限ダイエット?ファスティング?

体重を減らすことに囚われすぎると、健康的な身体から遠ざかってしまうかもしれません。

 

減量には、

・ボクシングのように試合前に行う減量

・健康維持・増進のため、パフォーマンス向上のために体重(主に体脂肪)を減らす減量

大きく分けると、この2つがあります。

 

今回は後者の「主に体脂肪を減らす減量についてお伝えします。

 

減量の期間が短くなればなるほど、除脂肪から体重が減少することになります。

短期間の減量は摂取エネルギー量を極端に減らすことにより、生きるため・生活するためのエネルギーが不足します。

 

Question:「代わりのエネルギーをどこから調達するの?」

Answer:「主に身体にあるたんぱく質を分解して準備します。」

 

たんぱく質は骨格筋や皮膚、髪、爪など全身に存在しています。「筋肉が落ちる!」これはよく言われますが、それ以外にもエネルギーとして利用されることで肌や髪、爪などがパサつくなど様々な影響があります。

 

以前掲載したブログ【栄養バランス‐食事量編‐】にある自分に必要なエネルギー摂取量の計算を利用し、そこからマイナスになるようにすることで減量が可能になります。

※これは全員があてはまるわけではなく、身体が減量を受け入れる状態であるかによって左右されます。

 

 Question:「どんなものから減らしたらいいの?」

Answer:「次のようなものを減らしてみてはいかがでしょうか。」

・炭水化物・脂質・たんぱく質の中で突出して食べすぎているもの

・必要性が低い食品(菓子・アルコール・過度な調味料など)

・エネルギー量の上がる方法で調理された料理(揚げる・炒めるなど)

 

毎朝排尿後に体重チェックをして増加傾向であれば食べる量が多く、減少傾向であれば食べる量を調整できているという指標になります。

体重の測定をこまめに行うようにしましょう!

※1カ月に2~3㎏を超える減量は、エネルギー不足による様々な症状が起こるリスクがあります。

 

 

まずは、「昨日何を食べただろう」「外食が多いな」「アルコール最近量が増えたな」何でもいいです。

自分の食事について考えるところから始めてみませんか?

 

リンク

栄養バランス―栄養編―:https://www.ather-sports.com/2019/06/01/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E6%A0%84%E9%A4%8A%E7%B7%A8%E3%83%BC/

 

栄養バランス―食事量編―:https://www.ather-sports.com/2019/06/20/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E9%87%8F%E7%B7%A8%E3%83%BC/

 

栄養相談:https://www.ather-sports.com/2019/07/04/%E6%96%B0%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E9%96%8B%E5%A7%8B/